コルネットという楽器をご存じでしょうか?
コルネットはトランペットの仲間なのですが、厳密には異なる楽器です。特にトランペットを始めたいと思っている方は、コルネットについて知っておいたほうが良いでしょう。
本記事では、コルネットとはどのような楽器なのか、初心者向けに解説します。
コルネットはどんな楽器?
コルネットは金管楽器の一種で、吹奏楽やオーケストラ、ブラスバンドなどで使用されます。
コルネットはトランペットに似ており、トランペットが吹ければ、コルネットの演奏も可能です。曲によってはコルネットが必要な曲があり、その場合は基本的にトランペット奏者が兼務します。
例えば、吹奏楽では曲によって、トランペットパートでコルネットで演奏しても良い曲があったり、トランペットパートとコルネットパートが別の曲などが存在します。厳しい楽団では明確にトランペットとコルネットを使い分けますが、ゆるい楽団は、使い分けが曖昧だったりします。
元々は、コルネットがトランペットより先にバルブ技術が採用されたので、昔はコルネットがメロディックな旋律を担当し、トランペットはファンファーレ的な旋律を担当していたそうです。後にトランペットにもバルブが採用され、現在ではトランペットはコルネットと同様のメロディックな演奏が可能です。
トランペットとの違い
形状
コルネットとトランペットは全長は同じですが、コルネットの方が管が太く、管の巻き数も多くなっています。そのため、コルネットのほうがトランペットより小型になります。
管の長さはB♭管が一般的ですが、C管やE♭管など、様々な長さのコルネットがあります。
音色
コルネットはトランペットより管の巻き数が多く丸みを帯びているので、コルネットのほうがより柔らかい音がします。
ただし、そこまで明確に違うわけではなく、よく聞けばそんな気がする程度です。
コルネットが初心者にオススメな理由
吹きやすい
コルネットはトランペットよりも管が太いため、息が入れやすく、抵抗感が少なく吹きやすいと言われています。(ただし、コルネットの方がトランペットより高い音が簡単に出る等、そこまで明確な差はありません。)
正しい姿勢を取りやすい
形状の関係で、コルネットのほうがトランペットよりも体に近づけて構えて演奏します。そのため、体の小さいお子様などが正しい姿勢を取りやすいので、最初はトランペットでなくコルネットから練習することがあります。
新たにトランペットを始めたいと考えている場合、お子様の場合はコルネットの購入を検討しても良いと思います。
逆に中学生以上であれば別にトランペットを使用しても問題ありません。きちんとした学校の吹奏楽部などでは、トランペットの指定なのにコルネットの使用を禁じる可能性があります。団体に所属している場合などはどちらを購入すべきか周りに相談した上で購入しましょう。特に指定がなければ、吹きやすいコルネットを購入しても良いでしょう。
まとめ
コルネットとトランペットの違いについてまとめました。
コルネットの方が初心者が吹きやすい楽器です!コルネットを購入したい方は下記の記事をご参照ください。