忙しい社会人でもトランペットを独学で始めることは可能か? 

トランペット

独学でトランペットは可能か?

社会人になってからトランペットを独学で始めることはできるのかでしょうか?

結論から言うと、独学の練習はオススメしません。レッスンに通うなどしてプロに習う方が良いです。

もし間違った練習をしてしまうと、努力が全て無駄になります。特に初心者は何が正しい練習なのか分からないので、独学での練習は限界があります。

ただ、色々事情があってレッスンに行けない人もいると思うので、本記事ではあえて、独学で練習するにはどうするか?という観点で説明します。

楽器や備品準備

まずはトランペット本体や備品を購入する必要があります。

楽器の中ではリーズナブルな部類なので、一式揃えてしまいましょう。

練習頻度

社会人だと、あまり時間を取れない人が多いと思いますが、週2回で1~2時間ずつぐらい確保できれば良いでしょう。最低でも週1回は練習したいところです。

週1回で4,5時間練習するよりは、週2回で2時間ずつ練習するなど、楽器に触る日数を増やして、練習で培った技術が鈍らないようにしましょう。

練習方法

音出し

いきなり曲の練習を始めたい気持ちをグッと抑えて、ウォーミングアップの音出しを行います。

最初は無理に音を鳴らそうとせず、楽器に息を吹き込みます。これはウォーミングアップを兼ねた楽器の”ツボ”を探す練習になります。

初心者の内は息の音しか出ないのですが、練習を重ねて”ツボ”が分かると、息を入れ始めてから数十秒~数分で音が鳴り始めます。

これに30分ぐらい時間をかけても良いぐらい、大事な練習になるので、無理せずゆっくり音出しをしましょう。

マウスピースだけで音を鳴らす「バズィング」も一般的な練習方法ですが、楽器を付けたときと抵抗感が変わるので、本記事ではウォーミングアップとしては推奨していません。

基礎練習

音出し終了したら、次は基礎練習を行います。

基礎練習はロングトーンやタンギング、リップスラーなどといった、トランペット演奏に欠かせない技術の練習になります。

練習は惰性で行うのではなく、練習中にどういう音が鳴っているか、その時の口の中や体の状態はどうなっているかなど、頭を使って考えながら練習することが大事になります。

こちらの練習は1時間ぐらいかけても良いでしょう。

教則本練習

基礎練習の延長ですが、教則本の練習も大事になります。

教則本の練習を重ねることで、演奏曲にも出てくるような実践的なフレーズを吹けるようになります。

1番有名なのは「アーバン」の教則本ですので、迷ったら「アーバン」を買って練習しましょう。

アーバンが少し難しいと感じる方は、初心者向けの教則本を探して購入してもよいでしょう。

曲の練習

お待たせしました。いよいよ曲の練習です。

所属している楽団の演奏会の曲や、自分が吹きたい曲の練習を行います。

その場で初めて楽譜を確認して音を鳴らすのではなく、予めフレーズや指使いを把握した上で、練習に臨む方が効率的です。

クールダウン

練習の最後には、ロングトーンなど無理のない範囲で音を出して、クールダウンを行いましょう。

曲を吹いたまま練習を終えると、唇などに疲れが溜まってしまいます。

数分で良いので、出しやすい音域でリラックスして音を鳴らしましょう。

練習方法や考え方については、以下のサイトが分かりやすいので参考にしてください。(本サイトとは関係のない外部リンクになります。)

まとめ

独学でトランペットを練習する方法を紹介しました。

独学でなくレッスン等に通うとしても、個人練習は同様の流れになります。

ただ最初に述べたように、独学だけでの練習は限界があるので、是非一度レッスンに行ってみて下さい!

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