トランペットのC管とB管の違いとは?

トランペット

トランペットはB管やC管といった異なる長さが存在することはご存じでしょうか?

B管が一般的ですが、C管はどのようなときに使うのか解説します!

C管とB管の違い

C管とB管トランペットの違いは、管の長さです。

出典:YAMAHA

B管よりC管のほうが短く、指を何も押さない状態でB管はB(シ♭)が出るのに対し、C管は2度高いC(ド)の音が出ます。

B管やC管以外にも、Es(ミ♭)管など、様々な長さのトランペットが存在しますが、B管が最も一般的で、その次にC管が普及しています。

トランペットは一般的なピストン型のトランペットを始め、ロータリートランペットやコルネットなど、様々な種類がありますが、それぞれにC管やB管といった長さの違う楽器が存在します。

例えば、ロータリートランペットのC管や、コルネットのC管などが存在し、”C管”はあくまで管の長さを指しているだけです。

C管を使う場面

C管は主にオーケストラで使われます。

曲によってB管とC管を使い分けます。曲毎で使い分けることはありますが、曲の中でB管とC管を持ち帰ることは基本的にありません。

B管とC管を使い分ける理由

B管とC管を使い分ける主な理由は、音程を取りやすくするためです。

実はトランペットは音によって、高くなったり低くなったりします。

少し難しい話になりますが、例えばB管はD(レ)が低くなりF(ファ)が高くなりますが、C管はE(ミ)が低くなりG(ソ)が高くなります。

この特性によって、曲の調性によってC管B管での音程の取りやすさが異なります。シャープが多めの曲はC管で、フラット多めの曲はB管で吹きやすいことが多い印象です。

C管で吹かないといけない決まりはないので、ある曲でB管を使って演奏する人がいれば、同じ曲でC管で使う人もいます。

C管はどんな人にお勧め?

C管の購入をお勧めする人は以下の2点を満たしている人です。

  • オーケストラで演奏する人
  • 既にB管を持っている人

前述の通りC管はオーケストラで主に使われるので、オーケストラ以外では基本的に不要です。

またC管は、B管を持っている人が2本目以降に購入するのが一般的です。もしトランペットをこれから始めようとしている方がいれば、まずはB管を購入しましょう。

C管の値段

トランペットの値段はピンキリですが、C管は一般的にB管よりは高くなります。

ここではオンラインで購入できるC管を紹介します。

~10万円

Brasspire unicorn (ブラスパイアユニコーン)

予算が10万以下であれば、まずオススメしたいブランドです。

品質を保ちつつも安価に抑えたトランペットで、評価も高いといわれています。

筆者はJマイケルというブランドの楽器を持っていますが、アマチュアでは十分使えるレベルだと感じます。ブラスパイアユニコーンは一般的にJマイケルより高品質なので、予算を抑えたいという人には十分使える楽器でしょう。

PLAYTECH(プレイテック)

PLAYTECHも安価なトランペットで有名です。昔は品質は良くなかったのですが、最近は改善されていると言われています。

安い楽器で最低限の品質を求めたいという人向けです。

10~20万

ZORRO(ゾロ)

ゾロトランペットはCarolBrassというメーカーのモデルで、低価格帯に関わらず、非常に品質の高いトランペットです。

安価過ぎるトランペットは不安という方は検討しても良いかもしれません。

20万~

YAMAHA

トランペットで最も有名なメーカーの1つです。

国内のメーカーで品質も高いですが、C管の値段は40万円以上することが多いです。

しっかりした楽器が必要な場合は、YAMAHAやBACHといった高品質なメーカーの楽器を購入すると良いでしょう。その際はオンラインでなく、楽器店で実際に試奏してから購入を決めると良いでしょう。

ちなみに筆者はC管を購入する際は、楽器店で試奏してから購入しました。10万円台と60万円台の楽器を吹きくらべましたが、60万円の楽器が演奏しやすいと感じました。

値段が高いほうが良い楽器である傾向があります。安い楽器であればオンラインでも購入してよいと思いますが、それなりの値段の価格帯を検討している場合は、楽器店で試奏してから購入することをオススメします。最終的には予算と相談して購入を検討してください。

まとめ

本記事では、トランペットのB管C管の違いを解説しました。

オーケストラに所属している方は、C管を持っておいて損はないので、一度購入を検討してみてはいかがでしょうか!

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