歌がヘタな音痴でもトランペットは吹ける?困らない?【初心者】

トランペット

トランペット初心者の方やこれから始めたい方の中には、「歌がヘタだとトランペットの演奏に影響が出るのでは?」と考える人もいるのではないでしょうか。

本記事では、トランペットと音痴の関係、その対策をまとめました。

音痴とトランペットの関係は?

結論から言うと、”音痴であること自体は問題ないが、音痴の自覚がないとトランペットの演奏に支障が出る“が正しいです。

音痴の定義は色々ありますが、ここでは”音痴=音程通りに歌えない”とします。

例えば、歌いながら「音程がずれてるな~」と自覚しているAさんは、そこまで問題はありません。

逆に、歌っていて音程がずれているのに、「上手く歌えたかな?」と音程ズレに気が付かないBさんは、トランペットの演奏に支障が出てしまいます。

なぜ音痴の自覚がないと演奏に支障が出る?

トランペットの演奏で大事なことは、頭の中に吹きたい音のイメージを持つことです。

トランペットの運指やスライド管の長さ、また唇や舌の位置など体の使い方が適切であれば、楽器の構造的に音はなります。しかし頭の中に音のイメージがないと、適切な体の使い方をコントロールできません。

また、トランペットの音の出し方と、歌声の出し方は異なるので、歌がヘタでもトランペットの奏法を身に付けることができます。

Aさんの場合は、実際に声になっている音とのズレに気づけているので、頭の中に音のイメージを持っています。頭の音のイメージをトランペットで出せるように練習すれば問題ありません。実際に、金管楽器が上手に吹けるけど歌が下手な人はいます。

Bさんの場合は、実際の声に鳴っている音と、正しい音程のイメージのギャップに気づけていません。これは、頭の中に正しい音程がイメージできていないということです。つまり歌声からトランペットに変わったとしても、頭の中に音のイメージがないため、トランペットから出た音が正しいか判断できなかったり、音を出すための体のコントロールが難しい状態になります。

このため、”音痴に気づけない=頭の中に音のイメージがない(弱い)“ということになり、トランペットの演奏に支障が出てしまいます。

音痴の自覚がない人は?

音痴の自覚がなくても、音のイメージを持てるような練習すればトランペットは吹けるようになります。

電子チューナーを用いた練習

オススメの練習方法は、電子チューナーを使う方法です。

電子チューナーは、音を検出して望ましい高さと比較する小型の機械です。

例えば、まず電子チューナーでソ(F)の音を鳴らして音程を確認します。

次に、チューナーで確認した音程を頭の中でイメージして、トランペットでソの音を吹いてみます。その際にチューナーと比較して、トランペットの音が高いか低いか確認します。

地味ですが、ロングトーン(長い音)の練習などで組み込むと良いでしょう。色々な音で繰り返し練習すると、次第にチューナーなしでも頭の中に音のイメージができてきます。

良い演奏を聴く

トランペットでの練習は大事ですが、それ以前に「こんな演奏をしたい!」とイメージを持った方が良いです。音程だけでなく、音色や表現などもイメージを持つことが大事です。

ジャンルは問いません。クラシックでもジャズでも自分が興味のあるジャンルで構わないので、一流のプロの生演奏に触れてみてください。

演奏会に行くハードルが高い人は、youtubeで色々聴くだけでも参考になります。筆者のオススメで”mnozil brass”という激うま金管パフォーマンス集団のリンクを貼っておきます。

ただやっぱり1番のオススメは生演奏です!時間を見つけて是非聴きに行ってみてください!

まとめ

トランペットの演奏において、音痴であること自体は問題ありませんが、音痴の自覚がないと支障が出ます。

ただし、自覚がなくても練習などでカバーできます。

もっと詳しく知りたいという方は、一度プロのレッスンを受けてみると良いでしょう。

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