トランペットを吹いていて、「顔が真っ赤になってしまう」「演奏後にのぼせた感じがする」といった経験はありませんか?
演奏には基本的に差し支えないのですが、気になる方もいると思います。
この記事では、トランペット演奏中に顔が赤くなる原因・影響・対処法を解説します。
1. 顔が赤くなる主な原因
力みすぎている
初心者のうちは「音を出さなきゃ」という意識が強く、無意識に体に力が入ってしまいます。
特に顔、首、肩まわりが緊張すると、血流が集中して顔が赤くなることがあります。
息の使い方が不安定
呼吸が浅い、息を強く吹きすぎる、息を止めすぎるといった呼吸のコントロール不足は、顔の血流や血圧に影響します。息が使えていないと、唇のプレスに頼ってしまうので、結果として顔が赤くなったり、頭がぼーっとしたりすることもあります。
2. 顔が赤くなることで起きる影響
顔が赤くなること自体は珍しいことではありません。かっこ悪いなど、見た目が気になるかもしれませんが、演奏上の影響は基本的にありません。
しかし、他の症状を伴う場合は注意が必要です。
めまいや息切れ
無理な呼吸や力みによって、酸欠状態に近くなることがあります。特に高音域や長いフレーズを吹くときには、息切れや軽いめまいを感じるケースがあります。
頭痛・肩こり
顔が赤くなるほどの力みが続くと、血流のバランスが乱れて頭痛や肩こりが起こる場合もあります。これは長時間の練習で起きやすいです。
3. 顔が赤くなることの対処法
必要以上に顔が赤くなることを気にする必要はありませんが、原因となっている「力み」や「息のコントロール」が改善されれば治る場合もあります。
つまり、どうすればトランペットを楽に吹けるか、上達するかを考えることが、結果的に顔が赤くなること押さえることに繋がります。
力みを把握する
まずは、音を出すことより体の使い方に注目しましょう。リラックスした姿勢・構えで、肩や首に力を入れずに吹くことが大切です。
普段演奏している中で、一旦冷静に自分がどのように体の力を入れて吹いているか分析してみましょう。自分の癖を知るだけでも上達に繋がります。
ツボを捉えた演奏を目指す
トランペットには「ツボ」があり、「ツボ」を捉えれば、力を抜いても自然に音が鳴るようになります。
音もクリアになって、バテ防止にも繋がるので、一石二鳥にも三鳥にもなってお得です。
「ツボ」については、以下の記事も参考にしてください。
4. まとめ
トランペット演奏で顔が赤くなるのは、力み・呼吸が主な原因です。
過度に気にしなくても良いですが、演奏技術を高めることで改善される場合もあります。
気になる方は、プロのレッスンで相談してみましょう。